コレも北欧デザイン?【これなら買えるかも!北欧デザインベスト10】

前回は、どこかで見たことあるある【北欧名作椅子ベスト10】というのを集めてみました。
今回は、特にインテリアショップでこれ見たことあるなぁというものを
集めてみました。テーブルウェアやテキスタイルなど、いくつかはリーズナブルなものもありますから、
プレゼントなどにしたら喜ばれるかもしれません。


1.サヴォイ(デザイン:アルヴァ・アアルト/1936年)
カルフラ社とイッタラ社が開催した、
パリ万博に出品するためのデザインコンペでした。
みごとアアルトが優勝し、製品化されてパリ万博に出品されました。
商品名としてはアアルトベースと言われていますが、
1936年から1937年にかけてアアルトが、
ヘルシンキのサヴォイホテルの改装を手がけており、
そのサヴォイレストランで最初にこの花瓶が使われたことから
「サヴォイベース」と呼ばれるようになりました。
湖をモチーフにしているようです。iittala社製。


2.ティーマTEEMA(デザイン:カイ・フランク/1981年)
TEEMAは、オリジナルはKILTA(キルタ/1953年)のデザインを
リニューアルして製品化したもの。
より、シャープなデザインになっています。
よくカフェでも使用されています。色合いがいいです。
2007年のクリスマス限定のレッドもなかなかかわいいです
。ARABIA社製。ちなみにフィンランドなのに何故アラビア社?かというと、1873年に創業した場所がアラビア地区だったから。2004年にはイッタラとブランド名を統一したためにアラビアの刻印が付いたものは少なくなっているそうです。


3.カルティオKARTIO(デザイン:カイ・フランク/1958年)
まさに日常品です。タンブラーとハイボール、ピッチャーがあります。
カラーもバリエーション多数あり。
ここまで、シンプルを極めたデザインはほかにはないと思います。
デザインすることを否定しているのでは?と思えるくらい。
実際毎日使っていて、気に入っています。


4.PHシリーズ(デザイン:ポール・ヘニングセン/1925年)
PHはポール・ヘニングセンということだと思うのですが、
デザインの特徴は光源が直接目に入らないようなデザインで、
シェード(かさの部分)への光が反射することにより、
光が実際よりもソフトに明るく感じられます(間接照明効果)。
シーリング、フロアスタンド、デスクスタンドなどいろいろあります。


5.ウニッコUNIKKO(デザイン:マイヤ・イソラ/1965年)
マリメッコといえば、ウニッコというくらいに有名。
というか、一度見たら忘れられない大胆な色とデザイン。
ケシの花をモチーフにしています。
大柄なので、コンフォーターケース(掛け布団カバー)などで使ったりします。
バッグにつかうのには、ミニウニッコ(柄が小さめ)があります。
色は、レッドやブルーを最初に思い浮かべますが、
ベージュなんかは落ち着いているし、
ディープパープルのベースにレッドの花というのもなかなかかわいいです。


6.ベルサ(デザイン:スティグ・リンドベリ/1960年)
最近、すごくよく見かけます。
白地に、強いコントラストの濃いグリーンの葉っぱが
グラフィカルにデザインされていて、なかなか人気のある食器シリーズです。
スティグ・リンドベリはグスタフスベリ社の専属デザイナーとして活躍していました。
グスタフスベリ社はロールストランド社と合併して
現在は主にバスタブや衛生陶器などの製造をしているので、
食器は製造していないため、今出回っているベルサはヴィンテージになります。
食卓に映えるデザインなので、料理番組なんかで使っているのをたまに見ます。


7.B-テーブル(デザイン:ピート・ハイン&ブルーノ・マットソン/1977年)
ヤコブセンのセブンチェアとコーディネートしている確立が高いので
実はヤコブセン?と思ってしまいそうなのですが、
実はブルーノ・マットソン(フリッツ・ハンセン)です。
ブルーノ・マットソンは、1978年に日本の天童木工の製品として「マットソンシリーズ」をデザインしています。
和室にもあうデザインなので、旅館で使われていたりしてた印象があります。
マットソンは、ナイトやプロフェッサーの称号を持つ偉大なデザイナー。
そのマットソンの製品が日本でも作られているということはうれしい限りです。
天板の仕上げ、形いろいろバージョンあります。
特徴はやはり脚ですね。比較的軽いので移動は便利かと。


8.グローブ(デザイン:ヴェルナー・パントン/1969年)
透明なアクリルの球体の中に、シェードが入っているデザイン。
2000年になってフランセン社から復刻されました。
パントンチェアにも言えるのですが、この人の特徴をあらわす
キーワードは「ミッド・センチュリー」。
昔の近未来というか、いわゆるレトロ・フューチャーといったイメージで
使われることが多い気がする。


9.カタリナ(デザイン:カール・ヨハン・ハーン)
デザイナーの名前までは知らなくても、よく見かけるファブリックです。
SANDEN社(サンデン)は、以前はシナサンド社はという会社でした。
どちらかというとまだシナサンドという方が通りやすいかも。
マリメッコ社やボロス社と並んで、スウェーデン
テキスタイルブランドとして有名です。
カタリナは、最近ではファブリックボードという
木枠にファブリックを張って壁に掛けたりするのが流行っています。
わりと抽象画のような感覚扱われています。
私はグレー&ベージュのコンフォータ&ピローケースとして使っていますが、
甘すぎなけど、シャープすぎないところが大変気に入っています。


10.モンキー(デザイン:カイ・ボイエセン/1951年)
木製の玩具です。材はチークとリンバ。
もともとは、自分の子供のために作ったのが始まりだったようです。
モンキーを製造しているローゼンダール社は食器で有名ですが、
カイ・ボイエセンの復刻にも力をいれていて、
他にはベアやエレファントなどが作られています。
カイ・ボイエセンは、もともとはジョージ・ジェンセンでの見習い後に独立して、
1938年にデザインしたカトラリーがデンマーク王室御用達となっています。