チャールズ・イームズ写真展 100 images×100 words【Part2】

チャールズ・イームズ写真展で、写真の裏面にあった100の名言を毎日10ずつ載せています。今日は11から

11.恋愛と同じで、最初はゆっくりとはじめる。持てる時間のすべてをかけてただそれだけを追い求めるようになる時、情熱は高まってくる。

ロマンチストですな〜。

12.情報の時代が終わったら、次は選択の時代である。

13.虹は知りすぎてしまうと、美しさが損なわれるとキーツは言った。しかし私は違う。物は知れば知るほど、それに対する感性が豊かになると感じる。

ジョン・キーツは、イギリスのロマン派のロマン主義の詩人。デザイナーはロマンと現実の両方を持ち合わせていなければ。

14.私は口笛がきらいだ。口笛を吹いている時、人は何も考えていない。

15.建築でも家具でもわら人形でも、難しいのはそのつなぎ方である。二つの素材を結びつけるときには、君たち、よくよく注意することだ。

この言葉は、深いですな。

16.デザインの問題を解決できる数少ない方法のひとつは、できるだけ多くの制約を意識して、その制約の中で作業を進める意志と情熱を持つことである。たとえば価格、サイズ、強度、バランス、外観、時間といった制約があるだろう。どのような問題でもその一つ一つに制約を見極めることが重要だ。

制約があるからこそ、イノベーションが生まれる。

17.(プラスチック製の椅子の色を選ぶ際に)私が本当に求めているのは、感情のある黒だ。

プラスチック、黒。素材と色には気っても切れない関係がある。

18.椅子をデザインするときに、わたしは外観を優先することはしない。外観を考えるのは機能に関係する場合だけである。椅子は快適でなくてはならないが、それは用途に応じた快適さである。

建築家がどう椅子を作るか?ですね。

19.学生には何よりも、変化する状況の中で自信を失わないことを学んでもらいたい。

20.われわれにはわかっている。自分たちが、人はどのように座るべきかを問いもせず、人の座り方を任意に受け入れてその枠組みの中で作業しようとしていることが。

EAMES FILMS:チャールズ&レイ・イームズの映像世界 [DVD]

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写真も面白いですが、映像も面白い!!特に『パワーズ オブ テン』のマクロの世界からミクロの世界へと誘う映像は、目に見えないものも存在しているということが実感できる。そこには宇宙がある?!1968年にこの作品を作ったイームズは、建築家というよりもクリエイターですな。