「久米宏・経済スペシャル ”新ニッポン人”現わる!」 080601@テレビ東京


今、20代の人たちの消費傾向を分析。若い人たちはお金を使わないのである。その理由としては、日本と自分の将来が心配だから自己防衛しているというのだ。そういう人が多いらしい。まあ、みんながみんな同じではないと思うけど。
問題というか、確かに若い人が物を買わなければ日本の経済に影響があることは確かだろう。若い人をターゲットにした商品が売れなくなる。物を作る人、売る人は考えなくてはならない時期に来ているのだろう。ただ、目新しいだけではものは売れないのである。

《番組の中で、解りやすい傾向として取り上げていたことに以下のことがある。》

1.車に対する所有欲がなく移動の手段と考えている。
2.20代ですでに貯蓄をしている。
3.3分の1はお酒を飲まない。
4.休日は家でまったり。行動範囲が狭い(1マイル<=1.6キロ>族というらしい。)
5.海外旅行には興味がない。

1.車を持たないというのは、今の時代を考えると当たり前という気がする。住んでいる地域にも当然左右されるとは思うのですが、首都圏に住んでいて公共交通機関がこれほど発達しているのに車を持つというのは、
車自体が好きだから。
家族に小さな子供やお年寄りがいる。
仕事柄、公共交通機関での移動が難しい。(時間が不規則、荷物が多いなど)
など、いろいろ理由があるだろう。私も車は持っていない。学生の頃は、学校が山の上で、さらに楽器を運ぶために軽自動車に乗っていた。でも、今は車を持ちたいという気持ちはない。車を持つことは、環境ということもあるが、経済面でも安全性でもリスクが高い。住んでいる場所によっても違うとは思いますが、1ヶ月にタクシー3,000円分を10回使っても(まあそんなに使うことはありませんが)、駐車場代の方が高いんです。そう考えるとそこまでして、車にお金を使う理由がないという考え。
2.貯蓄については、私だってしていましたよ。給料天引っていうのは、最初からないものと思えばいいし。金利が低いから、増えることはないけれど貯金は自分のがんばりの成果だといえる。
3.お酒は…、正直飲まなきゃやってられないと思うこと(いや、単に飲みたい時)も一ヶ月に2・3日はある。そう、そういうのはいいじゃないの?がんばったんだから、たまには飲みましょうよ〜。でも、やっぱりこの歳になると身体のことを考える自分がいるよ。
4.休日はまったり…、って毎週末まったりしてるとしたら相当お疲れですね〜。何がそんなに疲れるの?疲れてない?まあ、家の用事って結構あるある。でも、お出かけの回数が少ないってことなんでしょうね?そして、行動範囲って私は決まったところにばかり行く傾向がある。気に入った喫茶店や本屋とか。そういうのも1マイル族なのか?
5.海外旅行は…行きたいよ。行けるならば。それには、休みとお金の両方が必要なのだよ。昔は、お金はあったとしても休みがなくて行けなかった。仕事辞めると、時間はあるけどお金がない。でも、なによりもユーロ高すぎない?去年ミラノ行ったけど(仕事ですが)、ユーロ高すぎてお昼ご飯抜いてたもん。夜はピザとか惣菜とか食べてた。コーヒー普通に1杯5〜600円。(海外で物価を比べるときにコーヒーの値段で考える私)ミラノだから物価が高いのか?物価は高いが、違う文化を体験することは多くの喜びがあると思う。本屋やおもちゃ屋に行くとわくわくする。食べ物もおいしいものを食べるとうれしい。ホテルの部屋の色使いは参考になる。日常品の見慣れないデザインも参考になる。そういうのって、やっぱり行って感じることは自分の糧になっていると思う。

人の価値観って、結構個人差があると思う。環境によっても違うと思うし。友達でも兄弟でも同じ会社で働いていても、全然違う。お金に対する考え方っていうのは、ある意味デリケートというか、友達同士で話すことには限りがあると思う。ただ、大人ならば自分の事は自分で責任を取ることが当然という教育を受けてきた者なので、当然お金を使うことも自分の裁量に任されているのである。日本の将来に対する不安もあるけど、やっぱり自己防衛は必要ですよ。それが人生を楽しむために必要なことではないかな?と思う今日このごろなのでした。