夏休みの宿題が終わらない!!リートフェルトの紹介とデ・ステイルの説明

今、無職なわけですがひょんなことからリートフェルトの復刻家具を取り扱う日本の窓口になっていらっしゃる方とお知り合いになりまして、リートフェルトの紹介とデ・ステイルの説明みたいなものを書くことになりました。
リートフェルトといえば「レッドアンドブルー」と「シュレーダー邸」が有名ですが、それだけじゃない!ということをもっと紹介していこうということなのです。家具の復刻事業はリートフェルトのお孫さんお二人でされています。リートフェルトという人は、家具は215点、建築でも232点とたくさんの仕事があり、今でもユトレヒトではリートフェルトの建築作品を18件も見ることができるそうです。

建築と同様、家具もリートフェルトのデザイン哲学が色濃く現れています。とくに、ベルリンチェアー(1923年にベルリンで開催された展覧会のためにデザインされたもの)は、まさしく「シュレーダー邸」と同じコンセプトを見ることができると思います。

ベルリンチェア。どの角度から見てもアンシンメトリー。
また、リートフェルトの建築家として最初と最後の仕事になったスレルトマン宝石店という店舗のためにデザインした「ステルトマン・チェア(1963年)」は、もうこれ以上そぎ落とすことのできないというところまできたすばらしい椅子であると思います。

ステルトマン・チェア(1963年)宝石店のためにデザインしたものは、白い革張りでした。復刻版ではオーク材で黒と白とナチュラルがあります。

それで、今デ・ステイルについて勉強しているのですが日本ではバウハウスは何かと取り上げられますが(先日も展覧会がありましたネ)、デ・ステイルは10年前に展覧会があったきりです。そして、あまりその運動のことについては語られることは少なかったと思います。しかし、デ・ステイルのことを語るのにバウハウスを語らないわけにもいかないし。同じ時期に同時多発的に起こったデザイン運動ということ(しかも、デザインだけでなくアートも)にも触れなければならない。ああ、どうしたらデ・ステイルをわかりやすく説明できるのか?まさに、夏休みの自由研究に必死になる小学生といった心境なのですぅ。。

リートフェルトは、建築関係の人が好きな人が多いので日本でももっとみんなに知ってもらえるといいですなあ。
http://www.rietveldbyrietveld.jp/